日本育ちの最古のオリーブの木

日本でオリーブといえば、誰もが連想するのは香川県の小豆島。その通り、小豆島は国内で古くよりオリーブの栽培に取り組んでいるたいへん歴史のある島です。でも、意外にも日本育ちの最古のオリーブの木があるのは、小豆島ではなく兵庫県内の2箇所、JR神戸駅に近い湊川神社、そして山陽電車の別府駅から歩いて10分の宝蔵寺。どちらも明治16年に神戸に開設された「神戸オリーブ園」より移植されたとされる貴重なオリーブの木です。神戸オリーブ園では国内では初めて、神戸の大地にしっかりと根付いたオリーブの木から実を収穫してオリーブオイルが作らるなどしましたが、明治29年に廃止されてしまったそうです。その当時に1998年ころのようなイタ飯ブームでも起こってオリーブオイルが一般の人達に幅広く受け入れられていれば・・・、もしかすると香川県の小豆島ではなく神戸がオリーブで名を馳せていたかもしれませんね!

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